コマツは中国関連の主力株で材料性も考慮すれば出直り期待大

 コマツ<6301>は、油圧ショベル、ホイールローダー、大型鉱山機械などを手掛ける世界第2位の建設機械メーカーである。アジア地域での市場シェアはトップだ。社会インフラ整備が中心と予想される中国の景気対策は、強い追い風となる。また中国の高成長率が維持されれば、資源開発関連や都市部での不動産開発関連の需要拡大も期待される。

〔株価診断〕 日本株売りの象徴のように売り込まれ、一時は年初来高値から5分の1の水準まで下落した。その後は反発し、やや落ち着きを取り戻した形だが、あくまでもリバウンドの範囲内と考えられる。ただPERなどの指標面には割安感が強く、中国関連の主力株という材料性も考慮すれば出直りが期待できるだろう。

株価1,030円(12月2日終値) 単位株数100株

●中国の景気対策関連特集(順不同)

銘 柄 記 事
・東レ<3402> 東レは材料性見直しで戻り歩調の展開に期待
・トクヤマ<4043> トクヤマは急反発してトレンド転換に期待
・積水化学工業<4204> 積水化学工業はライフライン事業にメリット
・太平洋セメント<5233> 太平洋セメントは景気対策のメリットに期待
・コマツ<6301> コマツは中国関連の主力株で材料性も考慮すれば出直り期待大
・クボタ<6326> クボタはインフラ整備関連の事業多彩で戻り歩調の展開も

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.12 |特集