クボタはインフラ整備関連の事業多彩で戻り歩調の展開も

 クボタ<6326>は、農業機械、建設機械、鋳鉄管、塩ビ管、水処理・ごみ処理施設など、社会インフラ整備関連の事業を多彩に展開し、景気対策のメリットが大きい。中国、タイ、インド、ベトナムなどアジアの新興国での生産拠点拡充や拡販も積極的に推進している。景気対策の公共投資関連、農業関連、環境関連など切り口は豊富である。

〔株価診断〕 10月に急落して一時は400円台を割り込んだ。しかし、その後は農業関連などの材料性も支援材料となって反発し、500円台を回復している。当面の底打ちを確認した形であり、PERなどの指標面にも割高感はない。13週移動平均線を回復すればトレンド転換し、戻り歩調の展開が期待される。

株価513円(12月2日終値) 単位株数1,000株

●中国の景気対策関連特集(順不同)

銘 柄 記 事
・東レ<3402> 東レは材料性見直しで戻り歩調の展開に期待
・トクヤマ<4043> トクヤマは急反発してトレンド転換に期待
・積水化学工業<4204> 積水化学工業はライフライン事業にメリット
・太平洋セメント<5233> 太平洋セメントは景気対策のメリットに期待
・コマツ<6301> コマツは中国関連の主力株で材料性も考慮すれば出直り期待大
・クボタ<6326> クボタはインフラ整備関連の事業多彩で戻り歩調の展開も

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.12 |特集