夢真ホールディングス 収益重視策を打ち出し、黒字転換へ

夢真ホールディングスのHP 夢真ホールディングス<2362>(大へ)は、11月4日の引け後に自社株買いの所得枠の拡大を発表した。去る7月29日に開催された取締役会議では取得株数の上限を200万株までと決めていたが、同日開かれた取締役会では取得枠の拡大を決議し、上限800万株へと大幅な拡大となった。取得額も前回の1億円から1億3500万円に変更。取得期限は同じく12月30日までとする。
 同社は、事業規模の拡大策から一転、本業回帰に事業方針を切り替え、売上の拡大より利益を重視した事業運営を行っている。したがって、08年9月期業績予想の売上高72億4200万円(前々期比81.3%減)、経常利益2億8400万円(同16.3%増)、純利益3億8200万円(前々期△4200万円)に表れているように大幅減収だが、利益面では大幅に増益となり、最終黒字転換を見込んでいる。
 サブプライムローンの影響で、景気が悪化しているが、特に同社が属する不動産業界への影響は大きく、倒産に至った企業も数社現れてきている。そのような中、収益重視策を打ち出し、黒字転換にこぎつける同社の業績回復は評価され筈である。

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●好業績・成長期待の自社株買い銘柄(順不同)

銘 柄 記 事
・松田産業<7456>(東1) 松田産業は、資源・環境・食品の時流に乗る割安有望銘柄
・ジョルダン<3710>(HC) 検索ソフトのジョルダンは自己株式取得を発表
・加賀電子<8154>(東1) 加賀電子が自己株式取得を発表
・トシン・グループ<2761>(JQ) トシン・グループは自己株式の市場買い付けを半年間実施
・OBARA<6877>(東1) 今期50周年記念配当と上限8.65%の大規模自社株買いを発表
・京写<6837>(JQ) 増配と自社株買いで京写が続伸
・ミロク情報サービス<9928>(東2) ミロク情報サービスの第2四半期経常利益は232.0%増
・インフォマート<2492>(東マ) 発行済株式総数に対する5.5%にあたる2000株の自己株式取得を発表
・ワールドインテック<2429>(JQ) 11月より自社株買いスタート、業績好調もあり、株価の見直しが予想される
夢真ホールディングス<2362>(大へ) 夢真ホールディングス 収益重視策を打ち出し、黒字転換へ
・武富士<8564>(東1) 武富士は自己株買いと増額修正で上値見込める展開
・アイネス<9742>(東1) アイネスは2ケタ増益の割安銘柄として注目
・信越化学工業<4063>(東1) 信越化学工業はM&Aの原資とする計画で、今後の展開に期待大

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.11 |特集