インフォマート
発行済株式総数に対する5.5%にあたる2000株の自己株式取得を発表

インフォマートのホームページ インフォマート<2492>(東マ)は、28日の引け後に08年第3四半期業績を発表した。売上高18億6100万円(前年同期比11.9%増)、経常利益4億5800万円(同4.0%増)、純利益2億6700万円(同9.7%増)と増収増益となった。
 同社はフード業界の企業間電子商取引(BtoB)プラットフォーム「FOODS Info Mart」の業界標準化を目指し、「ASP商談システム」、「ASP受発注システム」、「ASP規格書システム」を開発している。したがって、フード業界の企業が商談、受発注の際に日常的に活用できるうえに、商品規格書を作り上げていることから、食の安心・安全の問題にも対応した時代にマッチしたシステムといえる。
 FOODS Info Martの利用企業社数は前期末比1030社増の1万8063社と順調に増えている。なかでも食の安心・安全対策の需要から「ASP事業」を中心にシステムの利用拡大が進んだことに加え、外食チェーンを中心に新規獲得が進んだことで、ASP事業の売上高は10億6500万円(同22.6%増)と大幅に伸びている。
 財政状態を見ると自己資本比率は84.2%と前期末から6.4ポイントも改善していることから、事業を拡大するとともに自己資本比率も改善する理想的な事業展開といえる。
 今12月期業績予想は、売上高27億4000万円(前期比20.4%増)、経常利益7億5000万円(同20.2%増)、純利益4億1300万円(同9.0%増)と最高益更新を見込む。
 なお発行済株式総数に対する5.5%にあたる2000株の自己株式取得も同日発表している。自己株式取得の制限が今年末まで撤廃されていることから、株価急騰が期待される。

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●好業績・成長期待の自社株買い銘柄(順不同)

銘 柄 記 事
・松田産業<7456>(東1) 松田産業は、資源・環境・食品の時流に乗る割安有望銘柄
・ジョルダン<3710>(HC) 検索ソフトのジョルダンは自己株式取得を発表
・加賀電子<8154>(東1) 加賀電子が自己株式取得を発表
・トシン・グループ<2761>(JQ) トシン・グループは自己株式の市場買い付けを半年間実施
・OBARA<6877>(東1) 今期50周年記念配当と上限8.65%の大規模自社株買いを発表
・京写<6837>(JQ) 増配と自社株買いで京写が続伸
・ミロク情報サービス<9928>(東2) ミロク情報サービスの第2四半期経常利益は232.0%増
・インフォマート<2492>(東マ) 発行済株式総数に対する5.5%にあたる2000株の自己株式取得を発表
・ワールドインテック<2429>(JQ) 11月より自社株買いスタート、業績好調もあり、株価の見直しが予想される
夢真ホールディングス<2362>(大へ) 夢真ホールディングス 収益重視策を打ち出し、黒字転換へ
・武富士<8564>(東1) 武富士は自己株買いと増額修正で上値見込める展開
・アイネス<9742>(東1) アイネスは2ケタ増益の割安銘柄として注目
・信越化学工業<4063>(東1) 信越化学工業はM&Aの原資とする計画で、今後の展開に期待大

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.11 |特集