住友重機械工業、米レオ社と技術協力、立位型陽子線治療システムを共同開発、がん治療を進化へ

■小型ガントリーと立位型位置決め技術を融合、空間効率と精度を両立

 住友重機械工業<6302>(東証プライム)は10月6日、米国レオ・キャンサー・ケア社との間で、立位型陽子線治療システムに関する技術協力を締結したと発表した。従来の寝た姿勢による治療とは異なり、同システムでは患者が立ったまま、あるいは座った姿勢で陽子線治療を受けることが可能になる。同社の小型回転ガントリーおよび超電導サイクロトロンと、レオ社が開発した立位型位置決めシステムを統合し、新たながん治療ソリューションの実現を目指す。

 立位型の治療方式は、設置スペースや導入コストの削減、患者の快適性の向上に加え、正確な照射位置の確保とアーク照射の実装が期待されている。これにより、陽子線の線量をより腫瘍に集中させることが可能となる。レオ社のCEOスティーブン・トウ氏は、「本技術協力は患者のためであり、より多くの人々に陽子線治療の恩恵を届ける一歩となる」とコメントした。

 住友重機械工業の産業機器事業部長・日朝俊一氏は、同連携により同社の陽子線治療システムに新たなオプションが加わるとし、がん治療をより身近で患者に優しいものに変えていく意向を示した。同社はこれまでも医療用加速器の開発を通じてがん治療の高度化を支えており、今回の提携はその取り組みをさらに前進させるものである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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