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三井化学、世界初の高屈折率12インチAR向け光学樹脂ウェハを開発
- 2025/12/11 07:58
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■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料
三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、拡張現実(AR)グラス向けに用いられる光導波路(Waveguide)用の光学樹脂ウェハ「Diffrar」について、屈折率1.67および1.74で12インチサイズの開発に世界で初めて成功したと発表した。AR/VR市場の拡大を背景に、次世代デバイス向け材料の実用化を前進させた形だ。
Diffrarは、屈折率1.67以上の高屈折率と高い平坦性を両立する光学特性を備え、ARグラスにおいて広い視野角の実現に寄与する。樹脂製であることから耐衝撃性に優れ、軽量化にもつながり、長時間使用における装着性と安全性の向上が見込まれる。
同社は屈折率1.67と1.74の2種類に加え、ウェハサイズとして6インチ、8インチ、12インチを展開する体制を構築した。6インチはサンプル販売に限定する。ARデバイスのモジュール製造工程における選択肢を拡充し、開発や量産化の柔軟性を高める狙いだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























