【株式市場】週末取引日に北朝鮮を巡る不透明感が再燃し日経平均は5日ぶりに反落するが新規上場銘柄は大幅高で好発進

株式

◆日経平均の終値は2万296円45銭(51円03銭安)、TOPIXは1664.61ポイント(4.13ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億9371万株

チャート16 22日後場の東京株式市場は、北朝鮮が米国向けに発した「史上最高の超強硬対応措置」などの声明が初めて金正恩委員長名で出されたことなどを注視する様子があり、週末取引でもあり、材料株や好業績株を個別に選別買いする相場になった。日経平均は13時にかけて前場の安値を下回り、一時98円24銭安(2万249円24銭)まで軟化。その後は持ち直したが、大引けでは5日ぶりに反落した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、核シェルター関連株との見方でクリーンルームの日本エアーテック<6291>(東1)や断熱材の日東紡<3110>(東1)プレミアムウォーターHD<2588>(東2)などが一段高。アバールデータ<6918>(JQS)は業績予想の増額修整などが好感されて大幅続伸。

 22日新規上場となったPKSHA Technology(パークシャテクノロジー)<3993>(東マ・売買単位100株)は買い気配を上げ、14時6分に公開価格2400円の2.3倍の5480円で初値がついた。高値は6200円、終値は5840円。

 東証1部の出来高概算は16億9371万株(前引けは8億7943万株)、売買代金は2兆5296億円(同1兆2929億円)。1部上場2028銘柄のうち、値上がり銘柄数は636(同532)銘柄、値下がり銘柄数は1276(同1379)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、銀行、その他金融、不動産、陸運、ガラス・土石、電力・ガス、倉庫・運輸、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る