南鳥島沖EEZ海域6000mで世界初、レアアース泥採鉱システムを検証

■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証

 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)・海洋安全保障プラットフォームの構築(SIP海洋)・国立研究開発法人海洋研究開発機構は12月23日、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)でレアアース泥採鉱システムの接続試験を実施すると発表した。試験期間は令和8年1月11日から2月14日までで、日本の最東端に位置する南鳥島沖の水深約6000mの海底を対象とする。

■閉鎖型循環方式を採用、環境影響を抑えた深海採鉱技術

 南鳥島EEZには、ハイテク製品に不可欠なレアアースを高濃度に含むレアアース泥が確認されている。SIP海洋では、経済安全保障の観点から国産レアアースの安定供給を視野に、探査から採鉱、分離、精製、製錬までの一貫した実証研究を進めてきた。今回の接続試験は、我が国における国産レアアース産業化に向けた初の取り組みであり、水深6000mでの試験は世界初となる。

 試験では、地球深部探査船「ちきゅう」を用い、閉鎖型循環方式のレアアース泥採鉱システムを海底へ降下させ、揚泥管や採鉱機の接続・作動を検証する。併せて、国際標準規格ISOに基づく海底・船上同時の環境モニタリングを実施する。得られた成果は、令和9年2月予定の本格採鉱試験につながり、日本のレアアースサプライチェーン構築に向けた重要な一歩となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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