【株式市場特集】POSレジからRFIDまで、消費税減税関連株が多様化

■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待

 消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去の増税局面とは異なる様相を呈している。従来、増税時にはディスカウントストアやレジスター、ラベルプリンター、税務会計事務所などの定番銘柄が買われたが、今回の減税局面では大手スーパーや食品スーパーが物色される一方、定番銘柄は低調に推移した。東芝テック<6588>(東証プライム)は一時3000円台に達したものの、その後調整局面に入っている。市場全体ではディスコ<6146>(東証プライム)やアドバンテスト<6857>(東証プライム)などハイテク株への人気集中により二極化が進み、消費税関連株は埋没状態にある。しかし、総選挙後の国会論戦で減税の合意形成が進めば、関連株への再評価が期待される。

■定番銘柄はPOSレジ関連株、税務会計事務社株、ラベルプリンター株などとバラエティ

 POSシステム改修銘柄の本命は、業界首位の東芝テックとなるが、これ以外の関連株も多い。コード番号順に上げると日本プリメックス<2795>(東証スタンダード)、スマレジ<4431>(東証グロース)、アイティーフォー<ITF、4743>(東証プライム)、日本金銭機械<6418>(東証プライム)、富士通フォロンテックを子会社化した富士通<6702>(東証プライム)などとなる。このうちITFと富士通が、足元で昨年来高値を更新した。またセルフレジの中核ツールとなるRFID関連株も要注目で、TOPPANホールディングス<7911>(東証プライム)を筆頭に高圧ガス工業<4097>(東証プライム)、ニッタ<5186>(東証プライム)などが該当する。値札を張りつけるバーコートプリンタ―のサトー<6287>(東証プライム)やラベルプリンターのブラザー工業<6448>(東証プライム)、さらに棚卸代行のエイジス<4659>(東証スタンダード)などもリアル店舗での活躍場面が広がりそうだ。

 税務会計事務所株では、ピー・シー・エー<9629>(東証プライム)、TKCグループ<9746>(東証プライム)、両毛システムズ<9691>(東証スタンダード)、ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)が浮上する。食料品の消費税減税には食品容器・包装資材株なども関連することになり、レンゴー<3941>(東証プライム)、ザ・パック<3950>(東証プライム)、竹本容器<4248>(東証スタンダード)、シモジマ<7482>(東証プライム)、ZACROS<7917>(東証プライム)、エフピコ<7947>(東証プライム)なども該当し、バラエティに富む。

■リベンジ消費の食料品ではコメ・タマゴ関連株がサバイバルし生鮮野菜関連株も浮上

 食料品の価格が、消費税減税分だけ値下がりすることになれば、昨年価格急騰が家計を直撃した食料品のリベンジ消費も期待材料となる。すなわちまずコメ・タマゴ・生鮮野菜関連株の再出番につながる可能性も想定される。コメ関連では、コメ卸の木徳神糧<2700>(東証スタンダード)、ヤマタネ<9305>(東証プライム)のほか米穀精米袋ののむら産業<7131>(東証スタンダード)、精米機の井関農機<6310>(東証プライム)、クボタ<6326>(東証プライム)、外国産米の民間輸入の兼松<8020>(東証プライム)などが注目される。タマゴ関連では、養鶏・採卵株のホクリヨウ<1384>(東証スタンダード)、アクシーズ<1381>(東証スタンダード)、液卵のイフジ産業<2924>(東証スタンダード)、養鶏飼料の日和産業<2055>(東証スタンダード)などがターゲットとなる。このうちアクシードは、前週末30日に今6月期業績を上方修正し、期初の減益予想が増益転換する。生鮮野菜関連ではオイシックス・ラ・大地<3182>(東証プライム)、種苗株のカネコ種苗<1376>(東証スタンダード)、サカタのタネ<1377>(東証プライム)、ベルグアース<1383>(東証スタンダード)、イチゴ販売のホープ<1382>(東証スタンダード)などが要注目となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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