塩野義製薬が高値に迫る、「オミクロン株」に高い抗ウイルス活性との発表に注目集まる

■現在開発中の低分子経口抗ウイルス薬について発表

 塩野義製薬<4507>(東1)は12月21日、再び上値を指向して始まり、取引開始後は7%高の8266円(554円高)まで上げ、11月25日につけた実質的な上場来の高値8439円に迫っている。20日の夕方、開発中の低分子経口抗ウイルス薬(開発番号:S217622)が新型コロナ『オミクロン株』に高い抗ウイルス活性を確認したと発表し、注目集中となっている。

 現在開発中の、3CLプロテアーゼを選択的に阻害する低分子経口抗ウイルス薬(開発番号:S217622)について、社内で実施した予備的な非臨床試験から、既存の変異株と同様にオミクロン株に対する高い抗ウイルス活性を確認した。また、ワクチン開発に向けた取り組みについても、現在開発中の予防ワクチン(開発番号:S-268019)について、オミクロン株の評価系の構築に向けて取り組んでいる。さらに、オミクロン株に対する予防ワクチンの抗原設計は完了しており、今後、製法プロセスの検討を進めていく、とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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