【業績でみる株価】京進の2016年5月期は予想を上回る増収増益、株価は割安感強まる

 7月11日引け後に、京進<4735>(東2・100株)は2016年5月期の決算を発表。売上は118億6400万円(前年比9.6%増)、営業利益4億200万円(同92.0%増)、経常利益4億800万円(同88.1%)、純利益2億5700万円(185.2%)。増収増益の予想を、売上は1億5700万円、営業利益は3600万円上回った。また、配当性向30%により年間配当は6.48円。こちらも前期5.8円から増配、予想の6円を上回った。

■主力の学習塾が好調、日本語教育と保育事業が急拡大で全セグメント前年超え

 3つのセグメントすべての売上が前年を上回った。売上の約8割を占める、学生塾などの第1教育事業は2.8%増。日本語学校や国際人事交流などの第2教育事業は2.9%の増。保育、英会話事業などの第3教育事業は75.3%の増。

 第1教育事業は、生徒数が891人増加した。拠点数は昨年期末325から331となっており、拠点数の増加(1.8%増)を生徒数の増加(3.8%)と上回ったことで、特に利益面での貢献が大きくなった。脳科学を取り入れた学習法、誉める指導教育、ゲーム性のある学習方法など、独自の方針を数年前から取り入れている。楽しみながら学ぶことができる方針が少しずつ浸透してきたようだ。

 第2教育事業は、日本語教育の生徒数が順調に伸びている少子高齢化による日本人労働者不足、訪日客増加に伴う国内外の語学を話せる社員などの需要は高い。今期、日本語教育事業は黒字化を達成した。生徒数は7月の入学者で1000名を超える見込み。

 第3教育事業は、昨今の保育事情の後押しもあり前年比75.3%と大きく伸びた。今期末29園となり、前期末17園から1.7倍。来期も8園以上の新規計画を立てている。なお、この事業は赤字の公表となっているが、新規開園は補助金による補填が行われる。特別利益計上になるため実質的には黒字事業となっている。

 株価は7月11日終値で286円。1年ほど、250円~300円前後の小幅モミ合いが続く。2017年5月期の見通しはEPS42.29円。PERは6.8倍となり割安感が強くなっている。売上予想131億3300万円は2006年以来、経常利益5億円超えは2005年以来の水準。株価も当時の水準目指し、まずは500円を超す動きを期待したい。

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