【配当特集】第一実業は業績好調で2月3日の今3月期第3四半期決算の発表に期待感

配当特集

【利益還元に積極的な「魅力ある企業」(配当)】

 第一実業<8059>(東1)は、2016年3月期を最終年度とする前中期経営計画において、「多機能性を持ったグローバルビジネスへの積極的革新!」をスローガンとし、5つの事業を柱とする構造改革を進め「事業軸体制」へと移行している。国内および世界4軸体制(米州、欧州、東南アジア・インド、中国)の強化・拡充を図ることで、同社の強みであるソリューションビジネスを円滑に進める組織の改革と、連結経営の高度化・効率化を推進してきたが、17年3月期からの新中期経営計画「DASH2018」において「希望にあふれ、多様で活発かつ持続可能な活動」をスローガンとし、同社および国内外のグル―プ会社が協力し推進する事業軸体制を、よりグローバルなマトリクスとして完成させ展開している。

 プラント・エネルギー事業では、エネルギー開発分野、エネルギー生産・精製分野、製紙分野、二次電池分野に関連する機器・設備を取り扱っている。産業機械事業では、自動車関連業界、食品関連業界、家電・OA関連業界、住宅設備関連業界向けの各種製造設備を取り扱っている。エレクトロニクス事業では、情報通信関連業界、半導体関連業界、デジタル関連業界、カーエレクトロニクス関連業界向けに、電子部品実装機(SMT)をはじめとする半導体・液晶モジュール組立ライン、基板検査装置、ディスプレイ製造関連装置、車載部品製造関連装置等を取り扱っている。ファーマ事業では、医薬品関連業界向けに錠剤外観検査装置等各種設備のほか、再生医療分野に関連する創薬支援ロボットや細胞培養装置等も取り扱っている。航空事業では、航空・空港関連業界向けに航空機地上支援機材を、官公庁向けに消防関連特殊車両等を取り扱っているほか、万全なアフターサービス体制も事業の強みとしている。

 今17年3月期第2四半期業績実績は、売上高が762億200万円(前年同期比23.3%増)、営業利益が29億7300万円(同73.4%増)、経常利益が31億4800万円(同67.3%増)、純利益が18億2000万円(同72.2%増)に着地。海外向け石油プラントやエチレンプラント用設備等の大口案件の売上計上が寄与したほか、ITとデジタル関連機器製造会社向けの電子部品製造関連設備等の販売が好調で当初の計画を上回り順調に推移している。

 今17年3月期業績予想は、売上高が1500億円(前期比20.8%増)、営業利益が45億円(同15.8%増)、経常利益が49億円(同11.9%増)、純利益が29億円(同9.9%増)を見込む。年間配当は17円(第2四半期末9円、期末8円)継続を予定している。

 株価は、昨年2月12日の昨年来安値410円、同6月24日安値422円と二番底形成から本年1月12日に昨年来の高値709円と上昇。同17日安値655円と下げて切り返している。同社は、200万株(3.7%相当)・10億円を上限に昨年8月15日から本年1月31日まで自社株買いを実施する予定で、昨年12末現在519,000株(取得総額は2億6,123万円)取得しており、買い余力を残している。今期予想PER12倍台と割安感があり、配当性向は3割と高く、配当利回り2.4%と利回り妙味もソコソコある。今3月期第2四半期業績は順調に推移しており、2月3日に予定される第3四半期決算の発表に期待は持てる。足元では13週移動平均線がサポートした感があり、決算発表前に下押す場面があれば、買い妙味が膨らみそうだ。

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