【銘柄フラッシュ】レカムなど急伸しRIZAP関連株は大暴れの印象も

銘柄

 3日は、エス・サイエンス<5721>(東1)が東京都心部の地価がバブル期を超えたとの一部報道を受けて不動産事業に期待が集まった様子でストップ高の36.2%高となり、東証1部の値上がり率1位で連日大幅高。株価2ケタ台だった6月中旬からにわかに動意を強めて4倍になっており、資本関係のある東理ホールディングス<5856>(東2)の3ケタ回復までは一緒に高いとの見方も。芦森工業<3526>(東1)タカタ<7312>(東1)の民生法申請による代替需要への期待などでストップ高の26.7%高となり東証1部の値上がり率2位。トーセ<4728>(東1)任天堂<7974>(東1)向けゲームソフト繁忙とされて再び急伸しストップ高の21.5%高となり東証1部の値上がり率3位。

 DNAチップ研究所<2397>(東2)は引き続きがん遺伝子検査に関する保険適用の期待などが材料視されて4日連続ストップ高の29.4%高。マルコ<9982>(東2)はRIZAPグループ<2928>(札幌)が出資する銘柄のひとつで、これら銘柄の連日急伸に乗りストップ高の18.8%高。同じく堀田丸正<8105>(東2)もストップ高の18.0%高。

 同じく夢展望<3185>(東マ)は「上場廃止に係る猶予期間入り」だが債務超過を解消の見通し発表によって東証の措置を蹴飛ばす形になりストップ高の24.6%高。同じくパスポート<7577>(JQS)もストップ高の21.4%高。同じくぱど<4833>(JQG)もストップ高の20.6%高。これら関連株の値動きがひときわ目立つため、荒法師が京の都に乱入した物語の一場面のような印象になるとの指摘も。

 レカム<3323>(JQS)は中国子会社の会社形態の変更を6月下旬に発表し、中国での株式上場の準備が整ったかと注目が再燃して一段高の急伸となり31.4%高。コンセック<9895>(JQS)は電線地中化の需要に関連し小池東京都知事の政策に合致するため東京都議選で都民ファーストの会が圧勝したことと関連づける動きありとされて急伸し25.8%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る