鹿島が2000年以降の最高値、正午に第1四半期決算を発表し一段高

鹿島 1812

■通期見通しは「反動減」だが株価は織り込み済みの動き

 鹿島<1812>(東1)は7日の後場1023円(44円高)で始まり、前引けの7円高から一段高となった。正午に第1四半期(4~6月)の連結決算を発表し、営業利益が前年同期比45%増加するなど大幅増益になり、2000年に入ってからの最高値に進んだ。

 第1四半期は、完成工事総利益が増加したことを主因に、営業利益が前年同期比44.7%増の439億円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比65.6%増の340億円となった。

 3月通期の連結業績見通しは据え置き、前年同期の国内受注高が高水準であった反動などにより、売上高は前期比0.4%増の1兆8300億円、営業利益は同31.8%減の1060億円、純利益は同21.8%減の820億円、1株利益は79円ちょうど。前期比では減益の見通しだが、株価はこの3ヵ月ほどを見ても高値圏で底堅く推移しており、織り込み済みとなっている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る