ASIAN STARは21年12月期黒字転換予想

(決算速報)
 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(JQ)は2月15日の取引時間終了後に20年12月期連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響で減収・赤字だった。21年12月期は大幅増収で黒字転換予想とした。M&Aも寄与して収益改善基調を期待したい。株価は12月の直近安値圏から反発の動きを強めている。21年12月期の黒字転換予想も好感して出直りを期待したい。

■20年12月期は新型コロナ影響で赤字だが、21年12月期黒字転換予想

 20年12月期連結業績は、売上高が19年12月期比3.8%減の19億51百万円、営業利益が2億円の赤字(19年12月期は72百万円の赤字)、経常利益が2億09百万円の赤字(同85百万円の赤字)、当期純利益が3億10百万円の赤字(同1億97百万円の赤字)だった。

 不動産賃貸事業は堅調だったが、新型コロナウイルスの影響で不動産販売事業の横浜における戸建販売引き渡しが鈍化した。またコスト面では、販売用不動産評価損の計上や、テレワーク体制整備など感染対策費用増加も影響した。

 21年12月期連結業績予想は、売上高が20年12月期比76.2%増の34億46百万円、営業利益が90百万円の黒字、経常利益が89百万円の黒字、当期純利益が69百万円の黒字としている。

 収益不動産とリゾート地売却によって販売売上の上乗せを図り、子会社化した徳威グループ3社が不動産仲介事業および不動産管理事業の収益に寄与する見込みだ。M&Aも寄与して収益改善基調を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は12月の直近安値圏から反発の動きを強めている。21年12月期の黒字転換予想も好感して出直りを期待したい。2月15日の終値は101円、時価総額は約20億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る