任天堂が大きく出直る、NY株の急反発受け業績・配当予想の増額などへの評価再燃

■今3月期末配当は従来予想の1株870円を1080円に

 任天堂<7974>(東1)は2月16日、反発基調で始まり、取引開始後は5万8920円(1500円高)まで上げ、2月4日につけた今年の高値5万9180円に向けて出直っている。NY株式が主要3指数ともそろって大幅高の4日ぶり反発となり、北米景気回復への期待が再燃。2月3日に通期業績予想と配当予想の増額修正を行ったことなどが買い材料として再評価されている。

 第3四半期の連結決算(2021年4~12月・累計)は売上高が前年同期比6%減少し、各利益とも微減だった。しかし、3月通期の連結業績予想は、従来予想を売上高で3.1%増額修正し、営業利益は同7.7%、純利益は同14.3%増額した。「半導体部品等の供給不足によるNintendo Switchハード生産への影響と、Nintendo Switchソフトの販売実績及びその後の状況を考慮した結果」(発表リリース)とした。また、3月期末配当は従来予想の1株870円を1080円の予定に増額した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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