【株式市場】日経平均は239円安から回復し128円安、鉄道、空運など動意づきTOPIXは小高い

◆日経平均は2万7756円94銭(128円93銭安)、TOPIXは1952.52ポイント(2.30ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億9702万株

 12月7日(水)前場の東京株式市場は、NYダウが2日間で800ドル超の続落となったことなどを受け、値がさの半導体関連株や精密機器、機械株などが軟調となった。一方、日本製鉄<5401>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)は小安く始まったものの次第に堅調。また、12月に入って調整含みだったJR東日本<9020>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などが高い。日経平均は215円安で始まり、直後の239円09銭安(2万7646円78銭)を下値に持ち直し、前引けは下げ幅128円にとどまった。TOPIXは小高い。

 東邦チタニウム<5727>(東証プライム)などチタニウム2銘柄が3日続伸基調となり国際需の要回復期待や大手証券の目標株価引き上げなど材料視。SMN<6185>(東証プライム)は読売新聞などとの新広告サービス事業など好感され急反発。ダブル・スコープ<6619>(東証プライム)は韓国での事業展開など材料視され急反発。リプロセル<4978>(東証グロース)は新型コロナ・インフルエンザ検査キットやiPS細胞に関する学会発表など材料視され一段高。アイ・パートナーズフィナンシャル<7345>(東証グロース)は少額貯蓄制度NISA拡充に期待とされ急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は4億9702万株、売買代金は1兆2879億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1214銘柄、値下がり銘柄数は537銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種が値上がりし、非鉄金属、電力ガス、銀行、空運、陸運、水産農林、建設、保険、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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