【株式市場】NYダウの200ドル安を受け日経平均は後場も軟調で反落するが材料株など強い

株式

◆日経平均は2万1803円62銭(42円86銭安)、TOPIXは1638.97ポイント(2.29ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億54万株

チャート6 11月15日(木)の東京株式市場は、NYダウの205ドル安を受けてトヨタ自動車<7203>(東1)が下げて始まるなど主力株が重く、日経平均は176円安で始まった直後に232円95銭安(2万1613円53銭)まで下押した。ただ、好業績株を選別し直す動きは強い様子で、ソニー<6758>(東1)は10時過ぎに前日比プラス圏に浮上。日経平均も次第に持ち直し、前引けは54円61銭安(2万1791円87銭)となった。

 後場は、三井不動産<8801>(東1)が取引開始後に一段と強張るなど不動産株が強く、14日に四半期決算を発表した東映<9605>(東1)は一段ジリ高。アイビーシー<3920>(東1)は好決算と自社株買いが注目されてストップ高。日経平均は前引けの水準をはさんで一進一退を続け小反落となったが、自社開発新薬の中国向け出荷開始を朝発表したソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)、特許取得や新株予約権に関する特別利益を発表したアンジェス<4563>(東マ)などの材料株が活況高となった。東証2部指数、マザーズ指数は高い。

 東証1部の出来高概算は15億54万株(前引けは7億6915万株)。売買代金は2兆3409億円(同1兆2710億円)。1部上場2111銘柄のうち、値上がりは1111(同1138)銘柄、値下がりは911(同884)銘柄、変わらずは89銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、サービス、電力・ガス、金属製品、陸運、不動産、繊維製品、などとなった。(HC)

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