【株式市場】日経平均は18円高となり反発、後場は小動きに終始するが全般に底堅い

◆日経平均は2万7531円94銭(18円81銭高)、TOPIXは1999.71ポイント(7.78ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億1308万株

 2月20日(月)後場の東京株式市場は、みずほFG<8411>(東証プライム)などの大手銀行株が上値を追って始まり、JFEホールディングス<5411>(東証プライム)などの鉄鋼株も一段と強含み、JR東日本<9020>(東証プライム)などのJR各社も一段強含む相場となった。前場軟調だったアドバンテスト<6857>(東証プライム)が徐々に小高くなるなど、半導体関連株にも持ち直す銘柄がみられ、ソニーG<6758>(東証プライム)は次第に下げ幅を縮小。ただ、今夜のNY株式は休場のためか、大口の買い物は少ないようで、日経平均は7円安で始まった後も前引けの水準をはさんでさざ波程度の小動きに終始し、大引けは小幅高の反発にとどまった。

 後場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)が次第に強含み、大手証券による目標株価の引き上げが好感され、グリー<3632>(東証プライム)やgumi<3903>(東証プライム)などは出資先の東証上場承認など材料視され強含んで推移。IMAGICA GROUP<6879>(東証プライム)は一段強含み、「宇宙戦艦ヤマト」の松本零士氏逝去と伝えられ映像作品需要の期待などとか。オーミケンシ<3111>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高となり「カーボンナノチューブ含有セルロース繊維」に関する特許など材料視。セキュア<4264>(東証グロース)はセキュリティソリューションの累計導入社数8000社突破との発表など好感され前場ストップ高で値がついたまま大引けまで買い気配。東京通信<7359>(東証グロース)は仮想都市区間に関する発表など好感され午前10時頃から大引けまでストップ高で売買を続け急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は10億1308万株(前引けは4億9341万株)、売買代金は2兆2926億円(同1兆1472億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1310(前引けは1321)銘柄、値下がり銘柄数は467(同439)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、パルプ紙、その他金融、ゴム製品、電力ガス、繊維製品、鉄鋼、銀行、保険、空運、水産農林、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る