【株式市場】日経平均は66円安、景気敏感株など堅調で朝方の290円安から持ち直す

◆日経平均は2万7400円37銭(66円24銭安)、TOPIXは1954.33ポイント(8.60ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億1661万株

 3月23日(木)前場の東京株式市場は、米国の0.25%利上げ、NY株の反落などを受けて全般軟調に始まったが、東京エレク<8035>(東証プライム)など、値がさ半導体株の一角は米エヌビディア株高などを受けてほどなく堅調に転じ、横浜ゴム<5101>(東証プライム)なども朝寄り後に堅調転換。中盤からは日本製鉄<5401>(東証プライム)が小高くなり、午前11時過ぎからは住友商事<8053>(東証プライム)も高くなるなど、全体に持ち直す相場となった。日経平均は朝寄り直後の290円98銭安(2万7175円63銭)を下値に回復傾向となった。

 メガチップス<6875>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり特別利益と自社株買い、消却など好感。アイスタイル<3660>(東証プライム)は「@cosme」のクチコミ1900万件接近など材料視され続伸。久世<2708>(東証スタンダード)は3期ぶりの復配と業績予想の増額が好感され急伸。アクセル<6730>(東証スタンダード)も業績予想の増額修正、大幅増配など好感され急伸。HOUSEI<5035>(東証グロース)は2日連続急伸し特許を連日好感。

 3銘柄が新規上場し、日本ナレッジ<5252>(東証グロース)は買い気配のまま2550円(公開価格1500円の70%高)。アイビス<9343>(東証グロース)も買い気配のまま1248円(同71%高)。一方、ハルメクホールディングス<7119>(東証グロース)は取引開始から15分を過ぎた午前9時15分に1981円(公開価格1720円の15%高)で初値をつけ、2380円まで上げて前引けは2278円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億1661万株、売買代金は1兆2447億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は703銘柄、値下がり銘柄数は1036銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、ゴム製品、サービス、空運、非鉄金属、鉄鋼、石油石炭、食料品、陸運、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る