【株式市場】日経平均は一時452円高、米半導体株高や円安など好感

◆日経平均は3万2700円71銭(396円46銭高)、TOPIXは2280.88ポイント(18.61ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億761万株

 7月24日(月)前場の東京株式市場は、米半導体株指数高や円安などを受け、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が上げ、TDK<6762>(東証プライム)などの電子部品株なども総じて堅調に推移したほか、東京製鐵<5423>(東証プライム)は業績予想の増額修正を受けてストップ高となり、好業績への連想が働いたとされて合同製鐵<5410>(東証プライム)などの電炉株が軒並み急伸。日銀の金融調節姿勢は変化なしとされて住友不<8830>(東証プライム)などの不動産株も高い。日経平均は343円高で始まり、午前10時過ぎに452円37銭高(3万2756円62銭)まで上げ、前引けも約400円高で大幅反発基調となった。

 三菱自動車工業<7211>(東証プライム)が朝から目立って大きく上げ、午前11時に第1四半期決算を発表。アーレスティ<5852>(東証プライム)は一段高となり、同業のリョービ<5851>(東証プライム)とともに高値を更新。リョービの好決算を機に好業績への期待が継続する様子。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)は2日続けてストップ高となりWeb3技術を活用する日本酒の輸出拡大への取組などに期待強い。パルマ<3461>(東証グロース)はPBOサービスの累計受託残高が好感され2日連続急伸。サイゼリヤ<7581>(東証プライム)は第3四半期の営業利益3.4倍など好感した買い再燃と再び上値を追い高値更新。

 新規上場となったトライト<9164>(東証グロース)は取引開始後に1133円(公開価格は1200円)で初値をつけ、これを高値に売買交錯となり前引けは973円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3817万株、売買代金は1兆5329億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1534銘柄、値下がり銘柄数は246銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、鉄鋼、鉱業、輸送用機器、不動産、石油石炭、非鉄金属、ゴム製品、その他製品、パルプ紙、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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