【株式市場】前場の日経平均は77円安、一時149円安まで下押したが持ち直す

◆日経平均は3万3370円40銭(77円27銭安)、TOPIXは2371.13ポイント(10.63ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億1608万株

 11月28日(火)前場の東京株式市場は、朝方に米金利の低下を受けて自動車株や半導体、精密株などが小高く始まったが、為替が円高のため伸びきれず、次第に軟化する銘柄が目立った。日本製鉄<5401>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)は堅調だが伸びきれなかった。半面、ニトリHD<9843>(東証プライム)やゴールドウイン<8111>(東証プライム)は円高歓迎で活況高、日本紙<3863>(東証プライム)など紙パ株は低PBR銘柄物色の再燃も加わり活況高。日経平均は取引開始直後の98円18銭高(3万3545円85銭)を上値にダレ模様となり、中盤に149円63銭安(3万3298円04銭)まで下押したが、前引けは77円安まで持ち直した。

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)が急伸し「政府クラウド」提供事業者に国内企業から初の選定を好感。西部技研<6223>(東証スタンダード)は「大型案件受注」に注目集まりストップ高。ナカノフドー建設<1827>(東証スタンダード)は資本コストや株価を意識した経営に向けた取組が好感され急伸。住石ホールディングス<1514>(東証スタンダード)は筆頭株主の買い増しが目立つとされ一段高。地盤ネットホールディングス<6072>(東証グロース)は2日連続ストップ高となり図面の無い既存建築物のデジタル化の京都市に採用など連日好感。

 東証プライム市場の出来高概算は6億1608万株、売買代金は1兆6159億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は799銘柄、値下がり銘柄数は793銘柄。

 東証33業種別指数は8業種が値上がりし、パルプ紙、鉱業、水産農林、ゴム製品、繊維製品、鉄鋼、小売り、石油石炭、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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