【どう見るこの株】コ―ユーレンティア、増収計画下で連続増配継続、株主還元姿勢を鮮明
- 2026/2/18 08:16
- どう見るこの株

■PER9倍台で割安感、三角保ち合い上放れに注目
コーユーレンティア<7081>(東証スタンダード)は、前日17日に前日比変わらずの1360円で引けた。同社株は、今年2月12日の12月期決算の発表で、今2026年12月期業績の減益転換を予想し、期中に2回も上方修正された前2025年12月期業績との落差がネガティブ・サプライズとなって株価は1301円まで調整した。ただそれでも今期売り上げは続伸し、今期配当は、連続増配を予定していることを手掛かりに下値に売られ過ぎ修正の買い物も続き、25日移動平均線を上下する三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。株価材料的にも、慎重な業績見通しに対して今年9月19日から愛知県名古屋市で開催予定のアジア競技大会が、同社のレンタル関連事業のイベント向け市場の業績を押し上げるとして期待材料視もされている。
■関西万博の反動減などをグループ上げての単価改定でカバーして売り上げは続伸
同社の前2025年12月期業績は、昨年8月、11月と2回上方修正され、実績はこの再上方修正値を上ぶれ、純利益は19億3700万円(前々期比25.0%増)で着地し2023年12月期の過去最高(16億400万円)を2期ぶりに更新した。レンタル関連事業で、建設現場向け市場で大型工事案件が業績を押し上げ、イベント向け市場では大阪・関西万博のスポット案件などが好調に推移したことなどが要因となった。これに対して今2026年12月期業績は、売り上げ350億円(前期比0.9%増)、営業利益25億円(同16.8%減)、経常利益25億円(同16.7%減)、純利益16億円(同17.4%減)と見込んでいる。売り上げは、建設現場向け市場では、都市再開発の大型案件の進展で追加需要が限定的になり、大阪・関西万博の反動減もあるが、グループ各社で単価上昇に対応した価格改定を進め連続増収をキープする。利益は賃金上昇や人材採用で人件費が増加し、千葉県の物流倉庫のリニューアル投資負担も重なり減益転換を見込んでいる。アジア競技大会などが、前期の大阪・関西万博と同様にイベント向け市場にどの程度の貢献をするかなどが注目される。
配当は、前2025年12月期に中間配当を実施し、期末配当を特別配当5円を上乗せし26円として年間36円に引き上げ、株式分割(1株を2株に分割、基準日2024年12月31日)の権利落ち前の前々期2024年12月期の年間60円から、実質6円の増配としたが、今2026年12月期も年間37円に連続増配を予定している。
■25日線で下値を確認してPER9倍の修正で昨年来高値奪回にチャレンジ
株価は、昨年8月の前期業績の1回目の上方修正で1216円と高値反応し、昨年11月の2回目の上方修正と前期配当の増配では昨年来高値1485円まで買い進まれ、配当権利落ちで1265円と調整し、決算発表期待で1414円とリバウンドしたものの、今期業績の減益転換予想が響いて1301円へ再調整し、25日移動平均線で下値を確認する三角保ち合いを続けてきた。今期業績の減益転換予想でもPERは9.4倍、年間配当利回りは2.72%と売られ過ぎを示唆しており、三角保ち合いを上放れまず昨年来高値を奪回し一段の上値追いにチャレンジしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)






















