
■PAG・KKR出資のSPARKが出資、2026年6月に連結除外予定
サッポロホールディングス<2501>(東証プライム)は12月24日、完全子会社サッポロ不動産開発(SRE)について、外部資本を導入し段階的に持分を譲渡する方針を発表した。PAGおよびKKRが共同出資するSPARKが出資主体となり、企業価値ベースの取引価額は4770億円とする大型取引である。
取引は3段階で実施され、第1回クロージングは2026年6月1日を予定している。これにより同社の議決権比率は51%となり、SREは連結子会社から除外される。その後、2028年6月に29%、2029年6月に20%へと段階的に譲渡する計画で、最終的に不動産事業をオフバランス化する。
同社は同取引で得られる資金を、酒類事業を中心とした成長投資や財務基盤の強化、株主還元に充当する方針だ。併せて、2026年7月1日付で完全子会社サッポロビールを吸収合併し、商号を「サッポロビール」に変更する計画も示しており、不動産事業の切り離しと中核事業への経営資源集中を同時に進めるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























