佐藤渡辺が後場急激に上げ高値を更新、5月末に株式2分割を実施、配当の漸増も発表し好感買い

■配当は23年3月期の100円に対し24年3月期は150円、さらに160円へ

 佐藤渡辺<1807>(東証スタンダード)は3月22日の13時に株式分割と次期中期経営計画期間中の株主還元(配当予想の増額)を発表した。小幅安だった株価は発表後に6%高の4080円(235円高)まで急激に上げ、2日続けて実質的な上場来の高値を更新している。最近は、大林組<1802>(東証プライム)が3月4日に大幅増配を含む資本政策の見直しを発表して急伸して以降、同様の積極策への期待から動意を強める相場になっていた。

 株式分割は、2024年5月31日を基準日とし、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式を1株につき2株の割合で分割するとした。また、次期中期経営計画期間中(2024~2026年度)の株主還元については「年間配当金160円以上」とし、株主への利益還元の機会を充実させ、23年3月期の年間配当実績100円(普通配当100円)に対し、24年3月期は同150円(普通配当110円、記念配当40円)の見込みとし、さらに25年3月期から27年3月期は同160円以上(中間配当を開始)の見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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