KADOKAWA、サイバー攻撃に対する厳正な対応を表明

■個人情報漏洩に対する徹底した対策と警告

 KADOKAWA<9468>(東証プライム)は7月10日、6月8日に発覚したサイバー攻撃による情報漏洩問題について、関係者に多大な心配と迷惑をかけたことを改めて謝罪。攻撃を行ったとされる組織が一部の個人情報や契約書情報を公開し、これにより関係者に重大な影響を及ぼす可能性があると説明している。現在、外部のセキュリティ専門企業の支援を受けながら、原因の分析と情報の収集を進めているが、漏洩された情報の確認は完了していない。

 KADOKAWAは、7月5日に公表したプレスリリースで、情報拡散行為に対する警告と法的措置を講じる旨を表明している。現在、KADOKAWA、ドワンゴ、角川ドワンゴ学園で構成される横断対策チームが対応を強化しており、匿名掲示板やSNS上での巡回監視や投稿内容の削除を確認している。さらに、悪質な情報拡散者に対しては、証拠保全の上、刑事告訴・刑事告発を準備している。

 KADOKAWAグループは、今後も断固とした姿勢で不正行為に対処し、再発防止に全力を尽くすとしている。関係者への二次被害を最小限に抑えるため、プライバシー保護に努めるとともに、情報漏洩の確認が進み次第、随時情報を提供する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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