【狙い場・買い場】三井製糖、今期2円増配の年12円配当へ、中期計画で収益さらに向上、今期は2ケタ増益、利回り2.4%

狙い場・買い場

三井製糖<2109>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績予想の割安銘柄として注目したい。

同社は、昨年4月から第5次中期経営計画「Mitsui Sugar Revolution Phase2 (三井製糖2022への道) 」(2014年4月~2016年3月)「変革の加速&実現」をスタートさせている。TPP(環太平洋経済連携協定)などの貿易交渉の動向、砂糖需要の漸減、燃料調達価格の高止まりなど取り巻く外部環境に対応すべく、変革のスピードを上げ、実行から実現にこだわり、中期経営計画では、第4次中計において拡大した事業分野に適材適所の人材を配置し、実効性のある事業活動を展開している。

今2016年3月期・第2四半期業績予想は、売上高492億円(前年同期比6.9%増)、営業利益20億円(同12.8%増)、経常利益50億円(同17.8%増)、純利益31億円(同19.5%増)を見込んでいる。

通期業績予想は、売上高1000億円(前期比4.0%増)、営業利益45億円(同16.6%増)、経常利益105億円(同10.3%増)、純利益64億円(同12.1%増)と連続経常最高益更新を見込んでいる。年間配当は12円(同2円増)を予定している。

株価は、8月3日につけた年初来の高値538円から9月8日安値486円と調整。その後、480円前後で下値を固め出直りつつある。高齢化社会に対応して栄養療法食品・嚥下障害対応食品事業へ参入。2022年までに売上高100億円以上を目指すという新分野への挑戦に対する期待感がある。今期予想PER10倍台と割安感があるほか、配当利回り2.4%と利回り妙味がソコソコある。9か月移動平均がサポートしており、高値奪回から一段高へ向かうか注目したい(N)。

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