
■内海造船や赤阪鐵工も高値更新など関連株が活況高
ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は8月19日の後場一段と強い相場になり、8%高の1万580円(780円高)まで上げ、2日ぶりに上場来の高値を更新している。船舶用エンジンを中心とする造船関連株の一つで、「対米81兆円投資、具体化へ」「投資先は半導体や医薬品、鉄鋼、造船など経済安全保障上の重要分野」(共同通信ニュース8月18日夕方)と伝えられ、政府予算の追い風などに期待が出ている。内海造船<7018>(東証スタンダード)、赤阪鐵工所<6022>(東証スタンダード)も高値を更新し、関連株は活況高となっている。
「対米81兆円投資」は、7月下旬に合意した日米関税交渉で日本側が「ディール」の末に約束した5000億ドルの対米投資。報道によると、「米側は商務省、日本からは経済産業と財務、外務各省の担当者が参加する協議体を設置する方向」「政府系金融機関の国際協力銀行や日本貿易保険も加わる可能性がある」という。関連報道では、韓国も1500億ドル規模で米国の半導体と造船などに投資すると伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)