
■「SFTS」発熱や嘔吐、下痢、意識障害などで致死率は10~30%と
フマキラー<4998>(東証スタンダード)は8月19日の後場、一段と強い値動きになり、1194円(27円高)まで上げて約2週間ぶりに年初来の高値を更新している。「マダニ媒介『SFTS』が過去最多、全国の感染者135人に、致死率3割ほどで注意必要」(テレ朝NEWS8月19日午前10:59)などとマダニ感染の疾病に関する報道が伝えられ、連想買いが波及したと見られている。アース製薬<4985>(東証プライム)やエステー<4951>(東証プライム)も高い。
マダニについては、「マダニ感染症、過去最多、今年累計135人、厚労省対策呼びかけ、死者10人以上」(産経新聞のニュースサイト8月19日昼)と相次いで伝えられた。これら報道によると、「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」は、ウイルスを持つマダニにかまれて起きる感染症の一つ。6~14日の潜伏期間の後、発熱や嘔吐、下痢、意識障害などを発症し、致死率は10~30%とされる。予防できるワクチンはないが、抗ウイルス薬では免疫生物研究所<4570>(東証グロース)が関連銘柄との見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)