国際計測器 今期の第2四半期連結業績予想の大幅上方修正を発表

■中国タイヤメーカーへの納入が堅調であることに加え、円安ドル高の影響で予想を上回る

 バランシングマシーンの国際計測器<7722>(JQS)は4日引け後、今期の第2四半期連結業績予想の大幅上方修正を発表した。

 第2四半期連結業績予想の売上高は前回予想を7億73百万円上回る77億73百万円(前年同期比52.7%増)、営業利益は6億83百万円上回る17億83百万円(同209.5%増)、経常利益は6億93百万円上回る17億93百万円(同198.8%増)、純利益は4億99百万円上回る11億39百万円(同212.9%増)と大幅な上方修正により大幅増収増益を見込む。

 上方修正の要因としては、売上高については、中国の中堅タイヤメーカーへの生産ライン用タイヤ関連試験機の納入が堅調に推移していることや、同社グループの海外取引における主たる決済通貨である米ドルの為替相場が円安ドル高に推移していること等が挙げられる。
 利益面にいては、タイヤ関連試験機の原価率が改善し売上総利益率が上昇していることによる。

 通期連結業績予想に対する進捗率は、売上高53.6%、営業利益66.0%、経常利益66.4%、純利益73.0%と高い進捗率となっている。更に、同社の業績の傾向として下期偏重であることに加え、今回の日銀の一段の金融緩和で円安が進んでいることから、通期の上方修正が予想される。

>>国際計測器のMedia-IR企業情報

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る