【注目銘柄】コスモエネルギーホールディングは市況関連の出遅れ、配当利回り妙味が増す

注目銘柄

 コスモエネルギーホールディング<5021>(東1)は、市況関連の出遅れ、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社は、昨年10月に「グローバルな垂直型一貫総合エネルギー企業」への変革を実現すべく、持株会社体制へ移行。コスモエネルギーグループの体制は持株会社ならびに資源開発会社、供給会社、販売会社の3つの事業会社を中心とした体制に生まれ変わり、新体制になることで事業ごとの競争力やアライアンスを強化していくとともに、経営資源の最適化を推進し、資源開発事業、リテール事業、風力発電事業を成長ドライバーと位置づける強固な体制を構築して、さらなる成長と安定配当を実現している。

 同社は、2013年度を初年度とする「第5次連結中期経営計画」で掲げた石油精製販売事業における収益力の回復、石油化学事業および石油開発事業等における前中期経営計画で策定した戦略投資の確実な回収を遂行している。17年3月期における原油価格40ドル/バレル、為替110円/ドルを前提としている。

 今2017年3月期第2四半期業績予想は、売上高が1兆2090億円、、営業損益が380億円の黒字、経常損益が340億円の黒字、最終損益が205億円の黒字を見込んでいる。※15年10月1日に単独株式移転により設立されたため、第2四半期連結累計期間の対前年同四半期増減率は記載していない。

 通期業績予想は、売上高が2兆5200億円(前期比12.3%増)、営業損益が775億円(同297億4200万円の赤字)、経常損益が675億円の黒字(同361億2100万円の赤字)、最終損益が475億円の黒字(同502億3000万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。配当は期末一括50円(同10円増)を予定している。

 株価は、1月5日の年初来高値1640円から8月30日に年初来安値1031円まで調整。9月7日安値1041円と売り直されて上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、出直る動きを強めている。資源開発事業では筆頭株主であるIPICが出資するセプサ社と戦略的包括提携契約を締結し、アブダビ国営石油会社と3社で定期的にワークショップを開催し、新規権益獲得を目指していることや、リテール事業では個人向けカーリース事業を核に、カーライフ関連市場を開拓、風力発電事業では三重県度会町での運転開始を予定していることが注目される。今期予想PER2倍台と割安感があるほか、配当利回りは4.3%と利回り妙味は増す。出遅れ感のある市況関連として水準訂正高が進むか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  2. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…
  3. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  4. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  5. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  6. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る