【注目銘柄】日本創発グループは好業績予想で割安感、配当利回り妙味増す

注目銘柄

 日本創発グループ<7814>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績予想で割安感があり、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社グループは、純粋持株会社である株式会社日本創発グループとクリエイティブ事業領、工場運営付帯事業、その他関連会社という各事業領域における事業会社から構成されている。それぞれ独自の強みを持っている。純粋持株会社である日本創発グループは各事業会社の経営管理およびそれに付随する経営資源調達配分の最適化を担うと共に、各社のシナジー創出と経営効率の向上を促進する。

 同社グループの属するクリエイティブサービス業界においては、スマートフォンやタブレットの普及、モバイル通信等のインターネット環境の拡大化の影響を受けて顧客ニーズは急速に多種、多様化していることを踏まえ、同社グループは、多様化するクリエイティブニーズに対して、グループ各社が専門とする技術およびノウハウと、最新設備を備えたグループインフラにより対応している。また、ワンストップで様々なプロフェッショナルサービスを提供できるよう体制を整え、ソリューション営業の強化を図っている。

 今2016年12月期第1四半期業績実績は、売上高が89億3200万円(前年同期比6.7%増)、営業利益が4億1800万円(同2.2倍)、経常利益が4億3500万円(同2.4倍)、純利益が3億1400万円(同3.5倍)に着地。

 通期業績予想は、売上高が350億円(前期比6.5%増)、営業利益が10億円(同86.1%増)、経常利益が9億円(同28倍)、最終損益が6億円の黒字(同4億2800万円の赤字)を見込んでいる。配当予想は24円(第2四半期末12円、期末12円)継続を予定している。

 株価は、6月8日につけた年初来の高値638円円から7月5日安値568円と調整した後、モミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配となっている。第1四半期業績は大幅増益で順調に推移しており、8月12日に発表が予定される第2四半期決算に対する期待感がある。今期予想PER10倍台と割安感があるほか、配当利回り4.0%と利回り妙味は増しており、ここからの押し目は待ち伏せ買い妙味が膨らみそうだ。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る