ゼンリンが12%高となり大幅増益決算や電気通信事業への進出など好感

株式市場 銘柄

■前3月期は地図データベース事業など好調で営業・経常利益が各々3割増加

 地図情報などのゼンリン<9474>(東1)は9日、大幅続伸の始まりとなり、取引開始後に12%高の2440円(262円高)まで上昇。4月3日以来約1ヵ月ぶりに2400円台を回復した。8日の取引終了後に前期・2017年3月期の連結決算を発表し、営業・経常利益が各々前期比3割増加したほか、定款を変更して電気通信事業を開始するとしたことなどが好感されている。

 前3月期は、地図データベース事業の拡大などが寄与し、連結売上高が5%増加、営業利益は39.4%増加し、純利益は53%増加した。今期・18年3月期の見通しは営業利益を6%の増加、純利益を10%の増加、1株利益を73円60銭の見込みとし、増益率が鈍化する形になるが、事業領域の多様化に対応する目的で定款を変更し、新たに「電気通信回線サービス再販等による電気通信事業」を加えたため注目されている。(HC)

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