メディカル・データ・ビジョンは2017年12月期 第1四半期決算を発表

■増収増益で着地、純利益は前年同期比858.2%

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は11日、2017年12月期 第1四半期決算を発表した。

 売上高は前年同期比124.3%の6億45百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は858.2%の46百万円となり、増収増益の着地となった。

 要因としては、利益率の高いデータ利活用サービスが大きく成長したことによる。中でもアドホック調査サービスの売上高は、政府の医療データ活用に向けた動きや、2016年度に学会や展示会へ積極的に出展したことが認知向上に好影響し、前年同期比189.5%と躍進した。

 同社が独自に保有する大規模診療データベースは、国民の7人に1人に相当する規模の1,821万人(2017年4月末現在)まで成長している。

 データネットワークサービスは横ばいだが、2017年12月期2Q以降に、事例紹介動画を活用したより効率的な営業を展開することで、特に「Medical Code」の販売を強化する狙い。2Q以降に、主に営業人員を積極採用する計画。

 同社は2017年12月期を「投資回収フェーズ元年」としており、そのための施策として、「CADA-BOX」導入の推進、治験事業をはじめとする新規事業(M&A含)の着手に注力すると発表している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る