東洋ドライルーブが急伸、第3四半期で各利益とも通期見通しを上回る

株式市場 銘柄

■光学機器向けは地震の影響あるが自動車機器向けや電子部品関連が拡大

 固体潤滑材などの東洋ドライルーブ<4976>(JQS)は15日、急伸して始まり、8%高の1748円(128円高)まで上げて3月下旬以来約2ヵ月ぶりに年初来の高値を更新した。12日の取引終了後に第3四半期の連結決算(2016年7月~17年3月累計)を発表し、営業利益が前年同期比53%増加し、純利益は同2.9倍となったことなどが好感されている。

 ドライルーブ事業は、光学機器向けの売り上げが熊本地震による生産停滞が響き前年同期比10.6%減少したが、主軸の自動車機器向けが堅調に推移し、電子部品関連は業況回復により同37.7%増加した。6月通期の連結業績見通しは従来予想を据え置き、営業利益は2.2億円の見通し(前期比16%増)としたが、第3四半期までの累計額が2.5億円となり通期見通しを超過した。同様に経常・純利益も通期見通しを上回った。(HC)

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