【銘柄フラッシュ】ヱスビー食品が上場来の高値に進み2部に移籍の東芝は出直る

銘柄

 8月1日は、この日の売買から東証2部に移籍となった東芝<6502>(東2)が7.7%高となり、日経225種平均などから外れることに伴う売却は7月31日まででヤマを越えたとの見方。一方、1日から日経225種平均に交代採用となったセイコーエプソン<6724>(東1)は急反落の3.8%安となり、指数採用に伴う組み入れ買いは7月31日の終値を基準に機械的に通過したとの見方。ただ、セイコーエプソンは東証1部の売買代金1位となり下値買いは旺盛の様子だった。

 SHO-BI(ショービ)<7819>(東1)は中国アリババ集団の健康関連商品サイトでカラーコンタクトを本格開始との発表が好感されて後場急伸しストップ高の17.8%高となり東証1部の値上がり率1位。宇徳<9358>(東1)は31日の取引終了後に第1四半期決算(4~6月、連結)を発表し、営業利益が前年同期の約2.5倍になるなどの大幅増益が好感されて朝方ストップ高の17.9%高まで上げ、大引けも15.5%高で東証1部の値上がり率2位。新光商事<8141>(東1)は四半期決算に加えて発行済み株式総数の最大8.95%もの自社株買いも発表したため15.0%高となり東証1部の値上がり率3位。

 ピクセラ<6731>(東2)はIoTプラットファーム開発の大型受注発表などが連日好感されて19.6%高と大幅続伸。ヱスビー食品<2805>(東2)は31日に発表した第1四半期決算が好感されて5.8%高となり上場来の高値。

 東証マザーズ市場は238銘柄中、値上がりした銘柄が18銘柄にとどまり、ソーシャルワイヤー<3929>(東マ)も31日に発表した第1四半期決算が好感されて13.8%高となり3日ぶりに高値を更新。

 トーイン<7923>(JQS)は28日発表の四半期決算が連日好感されて2日連続ストップ高の17.5%高。アトミクス<4625>(JQS)は道路・土木製品や床用塗料、プール用塗料、防水剤などを手がけ豪雨災害の復興銘柄とされてストップ高の15.5%高。東映アニメーション<4816>(JQS)は28日発表の決算を再評価とされて出直り6.8%高と上場来の高値に進んだ。(HC)

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