カーリットホールディングスの18年3月期は増収大幅増益、純利益が96.9%増に

株式市場 銘柄

■各事業とも堅調に推移

 カーリットホールディングス<4275>(東1)は15日、18年3月期連結業績を発表し、売上高が前期比8.4%増の517億85百万円、営業利益が同50.1%増の20億28百万円、経常利益が同51.2%増の21億76百万円、純利益が同96.9%増の15億06百万円だった。

 セグメント別に見ると、化学品は売上高が前期比9.7%増の225億65百万円、営業利益が同40.0%増の10億84百万円だった。化薬分野では、自動車用緊急保安炎筒は、新車装着向けは微減、車検交換向けは増販、全体では増販だった。また、煙火材料は増販となった。受託評価分野では、危険性評価試験、電池試験とも増販した。化成品分野では、全体で減販。電子材料分野では、電気二重層キャパシタ用電解液とイオン導電材料は大幅な増販、セラミック材料分野では、全体で増販となった。

 ボトリングは売上高が同9.7%増の192億98百万円、営業利益が同57.2%増の5億92百万円となった。主力の茶系飲料は受注増と充填設備更新による生産の効率化で増販となったが、缶製品と炭酸飲料などの委託品は減販となった。

 産業用部材は売上高が同5.5%増の84億18百万円、営業利益が同6.5%増の2億31百万円だった。シリコンウェーハは、半導体市場の好況を受け増販。スタッド、ばね・座金製品も増販だった

 今期(19年3月期)連結業績予想は、売上高が前期比4.3%増の540億円、営業利益が同18.3%増の24億円、経常利益が同14.9%増の25億円、純利益が同0.5%減の15億円としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る