ブライトパス・バイオが急反発、3日連続ストップ安だったが見直し買い優勢

株式市場 銘柄

■個々の患者の特性に基づく「完全個別対応型がん治療薬」など注目される

 ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は23日、大きく反発し、12%高の423円(46円高)まで上げて出来高も急増している。前立腺がん患者を対象とするがんペプチドワクチン「ITK-1」の国内第3相臨床試験結果について、17日付で「主要評価項目を達成できなかった」と発表。22日まで3日連続ストップ安となったが、400円前後では、さすがに買い意向が優勢になってきたようだ。

 ほかにも臨床試験中の新薬候補が控えており、「GRN-1201」(米国/メラノーマ・非小細胞肺がん)は米国で第2相臨床試験を実施中。また、近未来の治療法として注目される「完全個別対応型がん治療薬」(個々の患者の免疫応答、がん細胞、がん組織の環境などの特性を解析したうえで、個々の患者に最適ながん免疫療法を提供するPersonalized Medicine:個別化医療)の開発では、国立がん研究センター、東京大学、神奈川県立がんセンター、三重大学などと共同開発を進めている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る