【銘柄フラッシュ】イワキが値上がり率1位となり京写は中国企業への出資提携が注目されて活況高

株式市場 銘柄

 28日は、東証1部の値上がり率1位にイワキ<8095>(東1)の12.3%高が入り、業績見通しの大幅増額修正を受けて11時前には一時18.7%高まで急伸して戻り高値を更新した。

 2位はブレインパッド<3655>(東1)の9.0%高となり、第3四半期の大幅増益を受けて今6月期の業績に対する期待が再燃とされ、株式分割など調整後の上場来高値を連日更新。

 3位はソラスト<6197>(東1)の8.9%高となり、6月末を基準日とする株式3分割を25日に発表し、連結売上高と営業・経常利益が今期も2ケタ増の見通しという業績拡大基調もあり約1週間ぶりに上場来の高値を更新。

 イワキポンプ<6237>(東2)も6月末を基準日とする株式3分割を25日に発表したことなどが好感されて11.1%高となり、取引時間中としては4月10日以来の3900円台回復。リミックスポイント<3825>(東2)は9.2%高となり、今期の連結営業利益3倍の見通しとグループの「ビットポイント」による仮想通貨関連事業への期待が衰えず、チャート妙味も強まったとされて注目再燃の様子。

 アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東マ)は今12月期の業績見通しを営業利益90%増などとし、決算発表ラッシュが一巡して好業績銘柄をピックアップする動きが波及したとの見方で15.3%高。クラウドワークス<3900>(東マ)は働き方改革法案の成立に向けた動きや大手銀行、証券から出資を受け入れる提携などへの注目が再燃とされて13.4%高。

 豊商事<8747>(JQS)は前3月期の連結最終損益が黒字に転換し、同業の3社は赤字継続だった中で注目された上、岡藤ホールディングス<8705>(JQS)と日産証券(非上場)との資本業務提携が連想と思惑を招くとされて再び出直りストップ高の18.8%高。京写<6837>(JQS)は中国企業への出資を含む提携が注目されて一時15.8%高となり、大引けは3.6%高だが出来高が激増した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る