クリナップのガス・IH一体型ビルトインコンロ「Dual Chef」と、レンジフード「Ballena」が2018年度グッドデザイン賞を受賞

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 クリナップ<7955>(東1)が、今年2月に発売したガス・IH一体型ビルトインコンロ「Dual Chef (デュアルシェフ)」と、レンジフード「Ballena(バジェーナ)」が、日本デザイン振興会が主催する2018年度グッドデザイン賞を受賞した。

 「Dual Chef」は、ガスとIHを両方搭載し、調理の種類に応じて両者の長所を使い分けることができるビルトインコンロ。「おいしい料理を手際よく作る」という、調理機器の本質的な価値をユーザーに提供できる。また、専用の大型調理プレートを用いた新たな調理方法を提案。キッチンの正面にグリルが露出せず、LDK空間と調和するデザインを実現できる。

■「Dual Chef」はダイナミックな取り合わせが評価

 講評では、ガスコンロとIHコンロはそれぞれ良い所があるが、両方を搭載したものが「Dual Chef」である。さらにIH側には大型調理プレートでの調理が可能でこれらのダイナミックな取り合わせが評価できる。更に、調理をエンターテイメントとする現代のライフスタイルにマッチしている。キッチンメーカーとして、今後、美しいキッチンとの組み合わせを期待したい。

 「Ballena」は、今までの常識を変える新しいデザインのレンジフード。フード部をキッチン調理面に水平に配置し、幕板で送風機部分を隠す一般的なレンジフードに対し、フード部の手前を大きく持ち上げることで、幕板を使用することなく送風機部分を覆い隠したデザイン。さらにフード部を薄く、また凹凸の無い形状とすることで、「一枚のステンレスの板」が壁に掛けられているような印象を与え、キッチン空間に開放感と高級感を演出する。

■「Ballena」は問題を解決する回答として非常に魅力的

 講評では、レンジフードの立ち下がりは、なかば決まりごとでキッチン空間のデザインの視覚的制約になっていた。また男性が厨房に立った場合、レンジフードが近くヘッドクリアランスが気になることが多かった。それらの問題を解決する回答として非常に魅力的だと感じた。造形もシンプルでパネルを斜めにすることでヘッドクリアランスを確保するとともに、排気ダクトの存在を消した。また、フィルターのメンテナンスも無理な姿勢をとる必要がなく好感が持てた。

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