【株式市場】米国の利上げ慎重姿勢など好感され日経平均は高く材料株も活況

株式

◆日経平均は2万1069円93銭(44円37銭高)、TOPIXは1578.62ポイント(6.18ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億2870万株

チャート13

 3月11日(月)前場の東京株式市場は、為替が円安基調になった上、米FRB議長が日本時間の11日朝、テレビ番組で改めて金融引き締めに慎重な姿勢を示したとされ、日経平均は取引開始後に100円高(2万1126円前後)まで上げた。一方で、ソニー<6758>(東1)は対ドルでの円安が障害とされて安く、日経平均は10時頃に一時87円56銭安(2万938円ちょうど)まで軟化したが、ほどなく堅調に転換し、前引けは44円37銭高(2万1069円93銭)だった。東証2部指数、マザーズ指数も高い。一方、日経JASDAQ平均は安い。

日立化成<4217>(東1)が買い気配のままストップ高に張り付き、筆頭株主の保有株の行方に関する思惑などが言われて急伸。北のミサイル「発射準備か」との報道を受けて日本アビオニクス<6946>(東2)などの防衛関連株が高い。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は今期の業績見通しを未定としたが好調の可能性が言われて大幅続伸。イメージ情報開発<3803>(JQS)は8日発表の12月決算で今期見通しを大幅な黒字としたことなどが注目されストップ高。ケア21<2373>(JQS)は第1四半期決算が注目されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億2870万株、売買代金は8992億円。1部上場2134銘柄のうち、値上がり銘柄数は1094銘柄、値下がり銘柄数は937銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る