ビープラッツは調整一巡期待、19年3月期大幅増収増益予想で20年3月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 ビープラッツ<4381>(東マ)はサブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開している。19年3月期大幅増収増益予想である。20年3月期も収益拡大を期待したい。株価は急伸した2月高値から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■サブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開

 18年4月東証マザーズに新規上場した。自社開発でクラウド型のサブスプリクション統合プラットフォーム「Bplats」を基盤として、「使った分だけ課金する」サブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開している。18年10月にはサブスプリクション関連の新技術2件について特許出願した。19年1月にはコニカミノルタジャパンとハイブリッド型従量課金基盤を共同開発した。

■19年3月期大幅増収増益予想で20年3月期も収益拡大期待

 19年3月期非連結業績予想は、売上高が18年3月期比45.3%増の8億15百万円、営業利益が3.9倍の1億77百万円、経常利益が3.4倍の1億75百万円、純利益が3.6倍の1億47百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比30.5%増の4億54百万円、営業利益が22百万円の赤字(前年同期は21百万円の赤字)、経常利益が24百万円の赤字(同23百万円の赤字)、純利益が24百万円の赤字(同23百万円の赤字)だった。組織体制強化に伴う採用費・人件費の増加など先行投資で赤字だったが、売上面は新分野への展開や大型案件への導入などで大幅伸長した。

 通期ベースでは、IoT市場向けを中心とした顧客基盤の拡大、販売パートナー企業との連携強化、プラットフォームの機能強化などで大幅増収増益予想である。なお売上高は下期偏重の傾向があるとしている。また販売パートナーとの施策が好調に推移し、第3四半期以降にサービススタートする複数の大型案件の共同受注が進捗中としている。通期ベースで好業績を期待したい。そして20年3月期も収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡期待

 株価(19年4月1日付で株式2分割)は急伸した2月高値7225円から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。4月3日の終値は4715円、前期推定PERは約73倍、時価総額は約109億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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