キャンディルは出直り期待、19年9月期2桁増収増益予想

株式市場 銘柄

 キャンディル<1446>(東マ)は、住宅市場・商業施設市場を対象に建築サービス関連事業を展開している。19年9月期2桁増収増益予想である。株価は反発力の鈍い展開だが下値を徐々に切り上げている。出直りを期待したい。

■建築サービス関連事業を展開

 18年7月東証マザーズに新規上場した。住宅市場・商業施設市場を対象に、建築サービス関連事業として、住宅建築途中で発生する傷の修復を行うリペアサービス、住宅引き渡し後のアフター定期点検を行う住環境向け建築サービス、商業施設の内装工事や大手家具メーカーIKEAの日本国内での家具組み立てサービスを行う商環境向け建築サービス、およびリペア材料などの商材販売を展開している。

■19年9月期2桁増収増益予想

 19年9月期の連結業績予想は、売上高が18年9月期比10.3%増の135億円、営業利益が20.1%増の4億85百万円、経常利益が27.5%増の4億40百万円、純利益が27.2%増の2億18百万円としている。

 リペアサービスが10.1%増収、住環境向け建築サービスが5.2%増収、商環境向け建築サービスが16.0%増収、商材販売が8.0%増収と好調に推移する見込みだ。

 第1四半期は売上高が33億14百万円、営業利益が1億25百万円、経常利益が1億22百万円、純利益が60百万円だった。前年同期の参考値との比較で8.2%増収、73.4%営業増益、92.7%経常増益、3.2倍最終増益だった。主力のリペアサービスが8.8%増収、および商環境向け建築サービスが23.3%増収と好調だった。

 通期予想に対する進捗率は売上高24.5%、営業利益25.8%と順調である。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は出直り期待

 株価は反発力の鈍い展開だが下値を徐々に切り上げている。出直りを期待したい。4月3日の終値は1008円、今期予想連結PERは約23倍、時価総額は約52億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る