チームスピリットは下値固め完了、20年8月期営業微増益予想

株式市場 銘柄

 チームスピリット<4397>(東マ)は、従業員勤怠管理などの働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」を展開している。20年8月期(連結決算に移行)は契約ライセンス数が順調に増加して大幅増収だが、先行投資負担で営業利益は微増予想としている。株価は反発力の鈍い展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。

■働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」を展開

 従業員勤怠管理・就業管理・経費精算・電子稟議・SNSなどのアプリケーションを一つにまとめた働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」をクラウド型で展開している。

 月額課金型のライセンス収入が収益柱である。19年8月期末の契約ライセンス数は20.8万、契約社数は1232社である。

■20年8月期(連結決算に移行)営業微増益予想

 19年8月期の非連結業績は、売上高が18年8月期比47.7%増の18億20百万円、営業利益が3.5倍の2億43百万円、経常利益が4.5倍の2億44百万円、純利益が2.4倍の2億23百万円だった。計画をやや下回ったが、契約ライセンス数が順調に増加して大幅増収増益だった。

 20年8月期(連結決算に移行)の連結業績予想は、19年8月期の非連結業績との比較で、売上高が42.9%増の26億円、営業利益が2.9%増の2億50百万円、経常利益が0.4%増の2億45百万円、純利益が48.4%減の1億15百万円としている。契約ライセンス数が順調に増加して大幅増収だが、中期成長に向けた先行投資負担で営業利益は微増予想としている。

■株価は下値固め完了

 株価(19年6月1日付で株式2分割)は反発力の鈍い展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。10月23日の終値は1722円、時価総額は約271億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る