東名は上値試す、20年8月期大幅営業増益予想

株式市場 銘柄

 東名<4439>(東マ)は中小企業向け光回線サービスのオフィス光119事業を主力としている。19年8月期は大幅営業増益だった。20年8月期も大幅営業増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は9月の直近安値圏から切り返して戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■中小企業向け光回線サービスが柱

 19年4月東証マザーズに新規上場した。中小企業向け光回線サービスのオフィス光119事業を主力として、電力小売取次サービスのオフィスでんき119や情報端末機器販売などのオフィスソリューション事業、来店型保険ショップ運営のファイナンシャル・プランニング事業も展開している。

■19年8月期大幅営業増益、20年8月期も大幅営業増益予想

 19年8月期連結業績は、売上高が18年9月期比9.7%増の108億55百万円、営業利益が73.4%増の6億08百万円、経常利益が57.1%増の6億54百万円、純利益が11.7%減の5億10百万円だった。特別利益が一巡して最終減益だが、オフィス光119やオフィスでんき119の契約数が順調に増加して大幅営業増益だった。

 20年8月期連結業績予想は、売上高が19年9月期比9.4%増の118億76百万円、営業利益が24.7%増の7億58百万円、経常利益が15.1%増の7億53百万円、純利益が13.7%増の5億80百万円としている。引き続きオフィス光119事業が牽引して大幅営業増益予想である。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は9月の直近安値圏から切り返して戻り高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。10月24日の終値は3425円、時価総額は約82億円である。

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