【株式市場】日経平均は後場一時小安くなるが持ち直し30年ぶり高値圏で続伸

株式

◆日経平均は2万9505円93銭(117円43銭高)、TOPIXは1925.54ポイント(1.59ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億6918万株

 2月9日(火)後場の東京株式市場は、円相場が13時前から1ドル104円台に入る円高になり、トヨタ自<7203>(東1)が次第に値を消すなどで、日経平均も13時前に一時11円安まで軟化する場面があった。しかし、13時に四半期決算を発表した王子HD<3861>(東1)や東洋紡<3101>(東1)などは一段と堅調。日経平均も次第に上げ幅100円台に戻り、1990年8月以来の水準で続伸となった。

 後場は、13時にMBO(経営陣による買収)を発表したサカイオーベックス<3408>(東1)が急伸しストップ高。トーアミ<5973>(東2)は前週末に発表の四半期決算が連日好感されて一段高。ブティックス<9272>(東マ)はワクチン接種開始後の人の動き活発化などに期待とされて一段高。ETSホールディングス<1789>(JQS)は電力需給のひっ迫などが材料とされ一段高。

東証東証1部の出来高概算は14億6918万株(前引けは7億3580万株)、売買代金は3兆1881億円(同1兆5638億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は933(前引けは752)銘柄、値下がり銘柄数は1160(同1362)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは15業種)が値上がりし、証券/商品先物、鉱業、情報/通信、精密機器、倉庫/運輸、サービス、化学、などが高かった。(HC)

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