【株式市場】日経平均は76円安で反落、後場TOPIX大台回復の直後から下げる

東京証券取引所

◆日経平均は2万8257円25銭(76円27銭安)、TOPIXは1978.38ポイント(8.33ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億2657万株

 1月18日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が前引けから100円強高い346円高で始まり、日銀の金融政策会合の結果を好感とされたが、直後の356円82銭高(2万8690円34銭)を高値に急速に値を消し、13時50分頃には203円86銭安(2万8129円66銭)まで下押した。取引開始後、TOPIXが2000ポイントを回復した直後から下げ始めたとされ、金融法人の一角から売りが目立ったとの見方も。日経平均、TOPIXとも大引けは反落となった。

 後場は、キヤノン<7751>(東1)が大引けまで堅調で中期大幅増配観測や欧州でのコロナピークアウトにともなう景気回復期待などが買い材料視され、ジェイテックコーポ<3446>(東1)は超高精度ミラーの大型受注が好感され一段高。伊勢化学<4107>(東2)はヨウ素の国際市況高が言われて一段と上げたが中盤以降は乱高下。Enjin<7370>(東マ)は前週末発表の四半期決算が連日好感され2日連続ストップ高。チエル<3933>(JQS)は学校IT化などにより業績上振れ期待強いとされ終盤一段高。

 東証1部の出来高概算は12億2657万株(前引けは5億1140万株)、売買代金は2超8125億円(同1兆2103億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は538(前引けは1224)銘柄、値下がり銘柄数は1557(同832)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは24業種)が値上がりし、鉱業、石油石炭、精密機器、陸運、サービス、その他製品、電機機器、までが高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る