【株式市場】政策期待の銘柄などが強く日経平均は配当落ち幅を過半埋めて底堅い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7106円54銭(27円83銭安)、TOPIXは1377.94ポイント(3.91ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億8179万株

チャート15 29日前場の東京株式市場は、朝発表の2月の完全失業率が3ヵ月ぶりに悪化と伝わり、3月期末の日経平均の配当権利落ち幅は120円から130円とされたため、朝方は185円94銭安(1万6948円43銭)まで下げる場面があった。しかし、三井不動産<8801>(東1)などが次第に回復し、日経平均も持ち直して一時2円83銭高まで浮上、前引けは27円83銭安(1万7106円54銭)となった。主な株価指数では東証マザーズ指数が高い。

 日本エンタープライズ<4829>(東1)が産学連携によるドローン制御技術などを材料にに一時ストップ高となり、CSP(セントラル警備保障)<9740>(東1)などの警備銘柄が活況続伸。MRT<6034>(東マ)はスマートフォン活用の遠隔診療サービスなどが引き続き好感されてストップ高。アイリッジ<3917>(東マ)はクレディセゾン(8253)などとのフィンテック展開に期待が強まり急伸。フジタコーポレーション<3370>(JQS)は北海道新幹線の開業効果などに期待とされて連日ストップ高。JPホールディングス<2749>(東1)は待機児童の解消に向けた緊急対策などが好感されて急伸。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る