【株式市場】日経平均は後場1002円高まで上げ972円高、原油反落、NY株の大幅高など好感し昨年来最大の上げ幅

◆日経平均は2万5690円40銭(972円87銭高)、TOPIXは1830.03ポイント(71.14ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億403万株

 3月10日(木)後場の東京株式市場は、前場上げたソニーG<6758>(東1)が一段と強含んで始まり、東京エレ<8035>(東1)や信越化<4063>(東1)は13時過ぎにかけて一段高。日本郵船<9101>(東1)などの大手海運株は大引け間際までジリ高を続けた。日経平均は879円高で始まり、ロシア・ウクライナとも譲歩の余地ありとされ、13時半頃に1002円78銭高(2万5720円31.銭)まで上げた。大引けも上げ幅は900円台で5日ぶりに反発。上げ幅は昨年来最大。2020年6月の1051円高に次ぐ大幅高となった。

 後場は、日東紡<3110>(東1)が一段と上げ、電子基板用スペシャルガラスを高評価した証券会社の投資判断など好感され大幅反発。青山商事<8219>(東1)は既存店の月次好調などで一段ジリ高。ユニバンス<7254>(東2)は同じ日産系の自部品大手マレリの事業再生を受け存在感が高まるとされ一段ジリ高。INCLUSIVE<7078>(東マ)は引き続き宇宙事業開発会社の設立発表など材料視され前場2日連続ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配。NEXAS BANK<4764>(JQS)、KeyHolder<4712>(JQS)のJトラスト<8508>(東2)グループ銘柄が高い。

 東証1部の出来高概算は15億403万株(前引けは7億4428万株)、売買代金は3兆3885億円(同1兆6274億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は2140(前引けは2105)銘柄、値下がり銘柄数は30(同55)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がり(前引けは鉱業を除く32業種が値上がり)し、値上がり率上位は、海運、空運、その他金融、ガラス土石、化学、輸送用機器、精密機器、サービス、電機機器、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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