NEC、光通信衛星コンステレーション向け小型実証衛星を開発、2027年度打ち上げへ

■民生用光送受信機の耐放射線設計からQ/Vバンド通信まで3分野を検証

 NEC(日本電気)<6701>(東証プライム)は3月19日、将来の光通信衛星コンステレーションの実現に向けた要素技術を軌道上で検証する小型技術実証衛星の開発を発表した。衛星搭載機器(ペイロード)の設計を完了しており、今後は製造後に衛星バスへ組み込み、2027年度に地球周回軌道へ打ち上げる予定だ。

 背景には、多数の小型衛星が連携する衛星コンステレーションで、通信干渉回避と大容量伝送を両立する必要性がある。衛星間通信では従来の無線に代わる光通信の活用が有力視される一方、量産可能な小型衛星への搭載には、地上の汎用技術の活用による開発期間短縮とコスト低減が課題となっていた。

 実証項目は3つある。民生用光送受信機の耐放射線設計評価、AMD製アダプティブSoC「Versal(TM)」を用いた宇宙での高速ネットワークルーティング処理技術、Q/Vバンド送受信機器による次世代ミリ波帯通信技術だ。衛星バスには米APEX社の「Aries」を採用し、成果はNEDO、JAXAの研究開発にも活用する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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